画像をJPGに変換する方法:WebP・PNG・iPhoneの写真を変換するガイド
JPGは最も広く受け入れられている画像形式です。どんな画像でも、ソフトのインストールもアップロードもせずに本物のJPGへ変換する方法と、変換すべきタイミングを説明します。
サイトから保存した画像の拡張子がjpgではなく.webpになっていて、申込フォームは受け付けてくれず、パソコンの古いソフトでも開けない。あるいは、メールに添付するには重すぎるPNG形式の写真がある。どちらの場合も、解決策は画像をJPGに変換することです。このガイドでは、JPGの特徴と、JPGへの変換が理にかなう場面・そうでない場面を確認したうえで、画像変換ツールを使ってブラウザー内で数秒のうちにファイルを変換します。
JPGとは?なぜどこでも受け付けられるのか
JPG(JPEG)は写真の保存に最も広く使われている形式で、1990年代初めから使われてきました。拡張子の.jpgと.jpegは、どちらも同じ形式です。3文字の形は、拡張子を3文字までしか受け付けないシステムがあった時代の名残です。JPGは「非可逆」圧縮を使い、目が気づきにくいディテールを捨てる代わりに、容量を数分の1にします。
JPGの最大の利点は互換性です。ほぼすべてのスマホ、ブラウザー、ソフト、申込システムがこの形式を扱えます。一方で制限が2つあります。1つは透過がないこと、つまりすべてのピクセルに具体的な色が必要なことです。もう1つはアニメーションがないこと、つまり1枚の静止画しか保持できないことです。
| 形式 | 圧縮方式 | 透過 | 向いている用途 |
|---|---|---|---|
| JPG | 非可逆 | なし | 写真、フォームや申込システム、メール添付 |
| PNG | 可逆 | あり | ロゴ、アイコン、スクリーンショット、文字を含む画像 |
| WebP | 両方に対応 | あり | 容量を抑えたいWebサイトの画像 |
| GIF | 可逆、最大256色 | 単純なもののみ | 簡単なアニメーション画像 |
JPGに変換すべきとき、すべきでないとき
JPGへの変換で解決するのは、次のような場面です。
- JPGファイルしか受け付けないフォームやシステム。
- サイトから保存したWebP画像が、古いソフトや端末で開けない。
- PNGで保存されたせいで、理由もなく数MBある写真。
- 相手がどんな端末やソフトで開くかわからない画像を送るとき。
一方、次のような場合は今の形式のままにしておくほうが賢明です。
- 透過背景のロゴやアイコン:JPGにするとロゴの周りに白い枠が出ます。PNGかWebPのままにしてください。
- 文字、表、グラフのスクリーンショット:JPGは文字や鋭い輪郭の周りに細かなにじみを作り、しかも容量はそれほど減らないことがあります。どうしてもJPGにするなら、画質を90以上にしてください。
- アニメーションGIF:JPGの出力は1コマの静止画だけで、動きは失われます。
- まだ編集中のファイル:JPGで保存し直すたびに、少しずつ画質が落ちます。元のファイルは残し、最終的な出力だけをJPGにしてください。
WebPをJPGに変換する
WebPはGoogleがWeb向けに開発した形式で、たいていはJPGより小さい容量で同等の画質が得られます。そのため多くのサイトが画像をWebPで配信しており、画像を右クリックして名前を付けて画像を保存(Save image as)を選ぶと、.webpという拡張子のファイルが保存されます。画像のURLがjpgで終わっている場合でさえ、そうなることがあります。
最近のブラウザーはWebPを表示できますが、古いソフト、画像編集ソフト、アップロードフォームの中には認識しないものもあります。変換は簡単です。ファイルを画像変換ツールに入れ、出力をJPGにして変換するだけです。WebPに透過部分があればそこは白になり、アニメーションWebPなら出力には1コマの静止画だけが残ります。
PNGをJPGに変換するときの透過背景の問題
PNGは可逆圧縮なので、実際の写真を保存すると容量が大きくなります。そのため、PNGで保存された写真をJPGに変換すると、見た目の違いがないまま容量が数分の1になることがよくあります。
注意すべきは透過です。JPGには透過チャンネルがないため、画像変換ツールは変換の前に画像の背景を白で塗りつぶします。白い背景で使うロゴなら問題ありませんが、同じロゴを暗い背景に置くと白い四角形が見えてしまいます。柔らかい影のような半透明の縁も、白と混ざり合います。この背景色はツールで変更できないので、透過が必要ならPNGかWebPで出力してください。
手順:画像変換ツールで画像をJPGに変換する
画像変換ツールはファイルをあなたのブラウザー内で変換し、何もアップロードしません。入力にはJPG、PNG、GIF、BMP、WebP、AVIF、SVGを使えます。
- ファイルをアップロード領域にドラッグするか、領域をクリックして選びます。1回に30ファイルまで、1ファイルあたり25MBまでです。
- 出力メニューでJPGを選びます。
- 品質スライダーを調整します。既定値の85は写真に適しています。文字を含む画像なら90以上、容量を減らしたいなら75前後を試してください。
- 寸法を変えたくない場合は、リサイズメニューを元のサイズのままにします。同時に縮小したいなら、ほかの選択肢を選びます。
- 変換をクリックします。ファイルごとに、プレビュー、変換前後の容量、容量の変化率が表示されます。
- 保存で1つずつ保存するか、すべてダウンロード (.zip)で複数のファイルをまとめて受け取ります。
ファイル名はそのまま保たれ、拡張子だけが.jpgに変わります。photo.pngとphoto.webpのように同じ名前のファイルが2つある場合は、上書きされないように2つ目がphoto-2.jpgという名前で保存されます。カメラの機種や位置情報などのEXIF情報は出力から削除され、回転しているスマホ写真の向きは正しく適用されます。容量も特定の数値まで下げたい場合は、圧縮を目標サイズまでにして上限をキロバイトで入力します。画像の容量を小さくする方法のガイドで、この手順を詳しく説明しています。
iPhoneのHEIC写真をJPGに変換するには
iPhoneは初期設定で写真をHEIC形式で保存します。同じ画質ならJPGより容量が小さい形式です。問題は、ほとんどのブラウザーとWindowsの多くのソフトがHEICを開けないことです。そうしたブラウザーでは画像変換ツールもこのファイルを読み込めず、エラーメッセージを出して除外します。解決策はiPhone側にあります。
- これから撮る写真:設定(Settings)→カメラ(Camera)→フォーマット(Formats)で互換性優先(Most Compatible)を選びます。以後の写真はJPGで保存されますが、その分容量は大きくなります。
- ケーブルでパソコンに転送する場合:設定の写真(Photos)でMacまたはPCに転送(Transfer to Mac or PC)を自動(Automatic)にすると、iPhoneが転送時に写真を互換性のある形式に変換します。
- そのあとは:JPGになったファイルを、画像変換ツールで縮小したり、別の形式に変換したりできます。
よくある間違い:拡張子だけを変えない
image.webpの名前をimage.jpgに変えて、ファイルを変換できたと思ってしまう人がいます。これで変わるのは名前だけで、ファイルの中身はWebPのままです。こうしたファイルを開けないソフトもありますし、ファイルの実際の中身を確認するシステムでは拒否されます。本当の変換とは、画像を読み込んでJPG形式で保存し直すことで、画像変換ツールが行っているのはまさにその処理です。以前に拡張子を変えただけで「変換」したファイルがあるなら、一度画像変換ツールでJPGに変換し直してください。
Windows 11でファイルの拡張子を表示するには、エクスプローラーの表示(View)メニューから表示(Show)を開き、ファイル名拡張子(File name extensions)をオンにします。Windows 10では、同じ項目が表示タブにチェックボックスとして用意されています。このオプションがオフのままだと、JPGだと思っているファイルが、実は.webpや.pngかもしれません。
変換するときの画質のポイント
- 必ず元のファイルから始める。JPGからJPGへの変換や、形式間の行き来は、そのたびにディテールを少しずつ失います。
- JPGをPNGに変換しても画質は戻らない。一度捨てられたディテールは復元されず、容量が増えるだけです。
- 画質100は必要ない。私たちのテストでは、画質100の容量は画質90の数倍になりましたが、見た目の違いは通常わかりません。
- 小さな画像を拡大しない。拡大を許可が必要なのは、システムが最小寸法を指定している場合だけです。拡大してもディテールは増えません。
- サイトを使わずにWindowsで変換する:ペイントでファイルを開けるなら、ファイル(File)→名前を付けて保存(Save as)→JPEG画像(JPEG picture)を選びます。ただし、ペイントでは画質を調整できません。